宿命は変えられない、でも運命は出逢いで変わる - みわなおの人の事ブログ（個性心理學）

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生まれた瞬間に決まるのが「宿命」
これは前世から決まっているものなのかもしれない。

でも「運命」は変えられます。
そしてその「運命」を変えるのは、
出逢いであるということを
広島県の安芸郡海田町にある
春日神社の斎木家の家族と
そこに集まった皆さんに教わりました。

2018年7月西日本豪雨災害

2018年7月上旬、自分の生まれ育った広島で
大きな豪雨災害がありました。
安芸郡海田町も大きな被害を受けた場所の一つ。
ニュースではあまり取り上げらていなかったけど
とても言葉では表せられない被害を受けていました。

春日神社の宮司である
斎木さんご家族のお住まいも倒壊し
あと30分でも避難するのが遅ければ、
取り返しのつかないことに
なっていたかもしれないそう。

そんな斎木家の復興のお手伝いから
いろんなことを学ばさせてもらうことになりました。

誰のために、何のために

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そこで福本さんと石田さんという
人生の大先輩に出逢いました。
石田さんは家が近所ということもあり、
いつも春日神社まで車で送ってくれました。
その車中こんな話をしてくれた。

「福本さんのすごいところは考え方なんだよ。
どんなときも、誰のため、何のためにやっているか忘れない」
すごくシンプルなんだけど、福本さんは
このシンプルな考え方を徹底的にこだわっていました。

例えば、ボランティア活動をオフにするときも、
ボランティアの人たちのためのオフではない。
斎木家のため。40度近くの灼熱の中、
斎木さんたちは、毎日体力だけじゃなく、
気力も、心も、自分たちでは想像できないくらい
疲労している。

斎木家のおばあちゃんが
「お庭を大切にしてたんだ」という話を
福本さんは聞き逃さない。
家には大木が突き刺さり
庭には人の背ぐらいある大量の土砂と、
大きな岩がゴロゴロ転がっていても
なんとかお庭をきれいにしたいと一心だった。
丁寧に丁寧に、庭をきれいにしていった。

ボランティアはやってあげてるわけでもないし、
復興の効率化が大事なわけではないのです。
畳を剥いでいくとき、福本さんが
「自分の家じゃないのに悲しい…」
と言われていた一言が印象的でした。

想いには引力がある

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そんな中、「春日神社で今年も秋祭りを！」
という声が挙がりはじめていた。
被災直後のあの様子を見た多くの人が
今年は祭りはできないと思われていたと思います。
なにしろ、会場となる境内の半分以上が
崩れ落ちていたから。

でも、それが
「できそう、できる！」に変わっていったのは
斎木さんご家族の周りにたくさんの人が集まってきたから。

今思えば、春日神社に集まった
誰一人でも欠けていたら「今」は無かった気がします。
皆を導いてくれる福本さんや石田さん、
ムードメーカーで皆の心の支えとなったアキラ
災害後は元気がなかったけど、今では走り回って
大人たちに元気をくれる子供たち…
みんな個性も歩んできた人生も違う。
そんな人たちが重なり合って
秋祭りへと向かっていきました。

でも、この人たちを引き寄せたのは、
斎木家の皆さんの「想い」だと思います。
僕たちでは、絶対に想像することができない
苦しみや不安がある中で、
それでも前へ！ともに前へ！と
前を向こうとしてくださったから、
僕たちはここに集まれたんだと思います。

斎木家の皆さんが
だんだん笑ってくれるようになったから
皆も頑張ろうと思えたんだと思います。

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秋祭り当日は、自分は仕事で
広島に戻ることはできなかったけど、
皆さんがSNSにアップしている写真を見ながら
たくさんの嬉し涙を流させてもらいました。

運気が低いときとはパワーアップする時期

人は生まれた瞬間からリズムを刻みます。
生涯の運気・年の運気・月の運気・日の運気・時間の運気
毎日変わるのは、天気と運気とやる気です。
運気に乗ったり避けたりすることで、
幸運を逃さず、不運を回避できます。

ただ、僕がカウンセリングで伝え方を悩むのが
今運気の低い人、これから運気が下がる人たちです。
ただ、なんとなく斎木さん家族にその答えを
教えてもらったような気がします。

実は斎木さんご家族も
生涯の中でも今年は運気の低い年でした。
実際に、僕には想像もできないほどの
経験をすることとなりました。

これから運気が
上がっていくと分かっている。
少しずつ復興が進んで、
少しずつ笑顔が戻ってきても、
それでも斎木さん奥さんが
「でも、やっぱり被災したくなかったなぁ…
普通の日常が良かったなぁと思うことがある」
と言われていました。
それでも尚、復興活動となれば、
前へ前へと進もうとされていました。

今この瞬間だけを切り取ると、
とてつもなく大変な時期です。
でも、きっと僕たちはこれからもずっと、
斎木さんご家族の力になりたいと思えてるし、
海田町畝の子供たちの成長が楽しみなはず。

そう考えると、
運気の低い時期というのは、
未来のためのパワーアップする時間
なのかもしれないなと感じました。

年輪も冬の寒い時期の方が、
太く固い年輪になります。
自分と向き合う時期だからこそ、
強くなり、倖せに迎える大事な時間。